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 ----art至上主義-------------------

人間は矛盾の中に存在するという真理の証明が芸術であるという風に私は思っています。

故に芸術の中にある音楽を再生するという装置に於いても単なる工業的な製品を合理的に組み合わせてもうまくいきません。


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 ----感動のない生演奏よりCD、レコードの名演奏 -------------------

世の中には”原音に限りなく近い音を再現する事がオーディオの本筋”であるかのように言う人がいます。

しかし、これほどナンセンスな話はありません。

原音、原音とそれほどまでにこだわるなら、クラッシクでもジャズでも生演奏を聴きにいけばいい。

私たちがCDやレコードに惹かれるのは、単なる”音ではなく、そこに自分を感動させてくれる”音楽”があるからなのです。


大切なのはそこに感動があるか、ないか。

下手な生演奏を聴いて幻滅するより、名演奏を収めたCD、レコードに耳を傾ける方がどれだけ自分を成長させてくれるか知れません。

もちろん生で聴いてもいい演奏はいいし、CD、レコードの中にも失敗作は沢山あります。

ただ、現代人の大半にとって、CD、レコード、つまり複製芸術との出会いから音楽体験が始まっていることを考えれば、ことさらに音源にこだわる必要が無いと私は言いたいのです。

もうひとつ、生演奏と複製芸術が根本的に次元の異なるものだと言うことを付け加えておきましょう。







 ----マスターテープの音こそ音楽再生の原点--------------------

21歳の時友人のマスターテープから直接コピーした2トラ38テープをティアックの真空管イコライザー付オープンリールデッキで聴いたんです。その音の素晴らしさが私のトラウマであり基本になっています。

ですから、演奏家の発する音楽メッセージをいかに正確にリスナーに伝えられるかを決定するマスターテープの音を忠実に再生する事が重要だと思っています。

リスナーであるお客様の好みとする音は、それぞれミュージックステージが異なりますから色々あると思いますが、原点であるマスターテープの音作りとの調和を図ることに日々努力しています。





 ----自分の耳を信じる事が第一歩-------------------

音楽体験は十人十色、千差万別でひとからげにして論ずることのできないものです。

私の場合は偶然クラッシクとの出会いが先にありましたが、人によってはそれがジャズであったり、ロックであったり、民謡あったりするわけです。

私は基本的に、万能薬のようなオーディオシステムは存在しないと考えています。言い換えれば、オーディオシステムを選ぶ際には、まず自分がどんな音楽を中心に聞きたいのかを念頭に入れ、そのイメージにそった音を出してくれる組み合わせを考えるのが正しい。

ある日、大学生らしき一人の若者がうちの店を訪ねて来ました。彼は持参してきたロックのCDを店の機械にかけて熱心に聞き入っていました。が、どうも気に入らない。

青年曰「少しも脳天に響かない音なんだ」それでは、と私は別のスピーカーに切り替えてみたら、今度は「あ、これですよ、これ。バッチリです。」と大いに満足した様子。

じつは、最初になっていた方のスピーカーはクラッシク向きのもので、繊細でゆったりとした音が特徴のかなり高価な品。

彼が気に入った方のスピーカーはどちらかといえば、音がやや”暴れ”る、ポップスやロック向きの比較的安価なものでした。

このように、私は、お客様がどんな傾向の音楽、音を好んでいらっしゃるのかを見極めるために、店頭で十分話しをうかがい、試聴にも時間をかけていただきます。専門雑誌の評価など一切あてにしてはいけません。

まず、自分の耳で確かめる。これがオーディオ入門の本当の第一歩と言っていいでしょう。





 
 ----音楽を愛する店員のいる店を探す-------------------

オーディオ入門の最大奥義は、信頼できる店でシステムを購入することに尽きます。

気に入った店に何度も足を運んで、その店員と親しくなれば、購入後も何かと相談に乗ってもらえます。

しかも、いい店は一度お買い上げになっていただいたお客様のデータを持っていますから、システムの変更やグレードアップの際も話が早い。
秋葉原にある大手のオーディオショップは確かに品揃えは豊富ですが、店員の入れ替えが頻繁で、そこまではとても手が回りません。

もう一つ、大事なのは無類の音楽好きの店員がいる店を選ぶこと。オーディオには「これでいい」という正解はありません。

聞く人の耳だけがたった一つの手がかりです。その手がかりを引き出し、理想の音に近づけるお手伝いが出来るのは、やはり同じ音楽を愛する者。

私は、そう考えるのです。





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